第1回「副鼻腔炎カテーテル治療」実地講習会が開催されました!(5/28)
当NPOが啓発活動を行っている「副鼻腔炎カテーテル治療」は、ユーチューブで再生回数28万回を突破するなど、大変注目されています。そこで今回初めて、NPOの副理事長で、日本医科大学教授の松根彰志先生が講師になり、4名の耳鼻科医師を対象にした実地講習会が、日本医科大学武蔵小杉病院・耳鼻咽喉科主催で実施されました。
ここでは、その講習会の模様をご紹介します。
実地講習会の概要
- 日時 2023年5月28日(日)10時~12時30分
- 場所 日本医科大学武蔵小杉病院 耳鼻咽喉科外来
- 講師 松根彰志先生(日本医科大学医学部 耳鼻咽喉科学 教授)、春奈良洋先生(日本医科大学医学部 専攻医)
- 参加医師 新井泰弘先生(新井耳鼻咽喉科クリニック)、安藤晶子先生(しのざき耳鼻咽喉科クリニック)、柳裕一郎先生(やなぎ耳鼻咽喉科クリニック)、スミス馨子先生(K・Iクリニック)
- 主催 日本医科大学武蔵小杉病院 耳鼻咽喉科
- 後援 NPO花粉症・鼻副鼻腔炎治療推進室・株式会社ディヴインターナショナ
ル
実地講習会の模様
①事前講義
最初に、松根彰志先生が副鼻腔炎カテーテル治療の概要や歴史について講義しました。
松根彰志先生
②松根先生のデモンストレーション
その後、外来の診療室へ移動。松根先生が実際に手技を行いながら、カテーテル治療のやり方や要点を説明しました。
EntDibカテーテル(日本製、シリコン製)の説明
カテーテルを挿入する前の鼻処置
カテーテルを挿入する説明
カテーテルのバルーンを膨らませる説明
カテーテルで薬を注入する説明
③研修
次に、参加医師がペアとなり、互いに医師役・患者役になって、実技の練習を行いました。
カテーテル前の準備
カテーテルを挿入、操作する練習
④講義
再び、会議室に戻り、手技のおさらい、治療の注意点、注入液・処置点数・適応・併用処方薬などについて講義を行いました。
手技の際の注意点、テクニックについて説明
日本医科大学・武蔵小杉病院での治療経験に基づき、現場で役立つ情報を説明
⑤研修修了書と記念撮影
すべての講義が終わった後、参加医師に研修修了書が手渡され、記念撮影を行いました。
最後に、松根彰志先生から、副鼻腔炎のカテーテル治療は実際に効果があり、そして保険診療でありながら、医師にも患者にも広く知られていない。そこで、当NPOとしては今後もこのような活動を通じて、カテーテル治療の普及に努めていきたい、というお話がありました。
これが副鼻腔炎のカテーテル治療だ!松根先生が実技を披露↓
♦松根彰志先生のプロフィール
日本医科大学医学部 耳鼻咽喉科学 教授
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の研究をし、慢性的副鼻腔炎の外科手術を得意とする医師。日本医科大学武蔵小杉病院耳鼻咽喉科部長も務める。
- 大阪府大阪市出身
- 1984年 鹿児島大学医学部医学科 卒業
- 1988年 鹿児島大学大学院医学研究科 博士課程 修了
- 1988年~1990年米国ピッツバーグ大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 留学
- 2000年 鹿児島大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教授 (2007年より大学院准教授)
- 2011年~日本医科大学武蔵小杉病院 耳鼻咽喉科 部長(臨床教授)
- 2015年~日本医科大学医学部 耳鼻咽喉科学 教授