2023年2月16日放送の日テレ「ZIP」の「よミトく!」のコーナーでは、「”10年で最大”花粉ピークへ 花粉症になる人が増加⁉」をピックアップ。番組内では、当NPOの理事長で日本医科大学大学院教授の大久保公裕先生による解説が紹介されました。
(画像は「ZIP」放送を撮影)
今年は花粉症重症化・新規患者が増加
今年は過去10年で最大の花粉飛散量になる地域が多いと言われています。また来月3月13日から個人の判断でマスク着用が可能になるようです。大久保公裕先生によると、コロナ禍による長期のマスク生活で免疫力が低下し、鼻粘膜が敏感になっており、今シーズンはここ数年症状が軽かった人が重症化したり、花粉症ではなかった人が花粉症になるリスクが増えています。また、小さい子供は、上から降ってくる花粉だけでなく、地面に落ちた花粉も吸いこみやすいので、花粉症のリスクがより高いそうです。
雨の翌日は注意、しっかり対策
花粉が飛ぶ条件は「高温・多湿・強風」の3Kですが、大久保公裕先生は、雨の翌日の晴天では、前日の雨で地面に落ちた花粉の再飛散と、当日飛んできた花粉の影響で、通常の約1.5倍の花粉が飛散するので、対策をしっかりしてほしい、と注意します。
花粉症対策のポイント
花粉症対策のポイントは、花粉を体内に入れないように防御したり、家に持ち込まなことです。
マスクや花粉用メガネを使用する、花粉が付着しにくい衣類を選ぶ、家に入る前に衣類や頭を払う、すぐにシャワーを浴びるなどの基本的な対策を行ってください。
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