2023年2月22日放送のテレ朝「グッド!モーニング」の「知っておきたい!NEWS検定」のコーナーでは、「飛散量増加で、花粉症重症化3割増の可能性も」をピックアップ。番組内では、当NPOの理事長で日本医科大学大学院教授の大久保公裕先生による解説が紹介されました。
(画像は「グッド!モーニング」放送を撮影)
重症花粉症患者が増える可能性大、しばらくマスクを
今年は例年より花粉飛散量が増加すると見込まれています。大久保公裕先生は、それによって、これまで症状がなかった人に症状が出る可能性が十分にある、さらに、重症化する人の割合が3割も増えるだろうと言います。
ここ数年、コロナ前と比べ体内に異物が入りにくい期間が続いていました。ところが来月からマスク着用が自己判断となり、花粉飛散ピーク期と重なることによって、花粉が体内に入り込みやすくなります。すると激しい免疫反応が起こり、重症化してしまうのです。
重症化すると、鼻づまりで眠れない、1日20回以上鼻をかむなどの症状が2週間以上続くことも。それだけでなく、免疫力の低下によって、かぜや副鼻腔炎などを合併する可能性も高まります。
対策としては、花粉シーズンが終わるまで、不織布マスクをしばらく着用する方がいいと、大久保公裕先生はアドバイスします。
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